肌の水分量を増やすために必要な事は?
肌がかさかさになったり突っ張ったりするのは、水分が20%以下になってしまっているからです。
健康でうるおった肌というのは、角質層に20%から30%の水分が含まれているので、乾燥してきたなと感じたらとにかく水分量を増やさなくてはいけません。
最近は保湿ケアの重要性が強調されているため、保湿に力を入れている方が多いようです。
しかし、水分量自体が不足しているのですから、しっかりと水分を補給した上で、守るための保湿もするというのが正しいスキンケア方法になります。
ただし、水分を補給すると言っても、肌が保持する機能が弱っているので化粧水をたくさんつけても意味がありません。
水分量を増やすには、保持して蓄える力を持つ成分を補給することが重要になります。
その成分とは、角質層で水分保持を行うセラミドです。
セラミドは角質細胞間脂質の一種ですが、約8割を占めている保湿成分なので、これを補給することが水分の補給にも繋がります。
最近は化粧水でも美容液でも、セラミドを配合した化粧品がいろいろ発売されているので、こういったアイテムを使うことが水分量を増やすスキンケアになります。
肌の水分量を増やすスキンケア方法
そして、補給するのと同じぐらい大事になるのが、セラミドを守るということです。
洗顔料やクレンジングにはいろんな種類の界面活性剤が含まれていますが、合成されたものは洗浄力が強いため、皮脂膜や角質層の天然保湿因子、セラミドを洗い落としてしまいます。
こういった洗顔を続けている限り、どんなにスキンケアで補給しても、すぐに不足してしまいます。
ですので、洗顔料やクレンジングは天然の洗浄成分やアミノ酸が使われているものを選びましょう。
メイクも工夫して、必要のないときはウォータープルーフタイプは使わない、石鹸で落とせる日焼け止めやファンデーションを使うようにするといいですね。
また、洗いすぎたりこすりすぎて摩擦を与えると、セラミドはどんどん減少してしまうので、摩擦を起こさないようにすることも水分量のアップには欠かせません。
いずれにしてもセラミドが水分量を増やすポイントとなるので、しっかり補給して守るケアを実践しましょう。