肌のキメが乱れてしまう原因や整え方?
キメが整っているということは美しい肌の条件の一つであり、キメが乱れたり荒れている状態だと肌が汚いと言われる状態になってしまいます。
ですが、キメとは一体なんなのか分からないという方も多いでしょう。
肌をよく見ると網目のような細かい溝がありこれを皮溝といい、溝で囲まれた平らな部分が皮丘、そして溝の線上にある毛穴を毛孔といいます。
キメはこれらの総称で、皮溝と皮丘が綺麗に並んで、毛孔が目立たない状態をキメが整っているというのです。
そして、皮溝で作られる皮丘の三角が小さければ小さいほど、キメが細かくなめらかな素肌という状態になります。
キメは、ダメージを受けたり保水力が低下したり、美容成分が減少してしまったりすることですぐに乱れてしまいますが、これは皮丘が痩せて縮んだ状態になっていることです。
皮丘が水分をたっぷり含んでいれば、ハリや弾力があるので綺麗な三角形が並び、皮溝も細く引き締まるので毛孔も目立ちません。
この皮丘を構成しているのが角質です。
角質の水分保持能力が低下したり、保湿成分が減少したりすることで皮丘はハリをなくして萎んでしまい、皮溝が広がって延長線上にある毛孔も開いてしまいます。
つまり肌のキメを整えるには、角質層の水分保持機能や保湿機能をアップさせることがカギとなるのです。
大人になると肌のキメが乱れやすくなりますが、同時にニキビも出来やすくなるので、肌のキメを整えながらニキビ予防していくと効果的です。
保湿しながらニキビを予防するのが大切ですが、しっかりニキビを予防したい方は保湿プラス殺菌できる成分が配合された化粧品を使用しましょう。
肌のキメを整えるのに角質ケアも効果的
角質層は、角質細胞と角質細胞間脂質で構成されていますが、水分を保持して保湿をしているのが天然保湿因子とセラミドです。
この2つの成分が不足すると保湿機能が低下してキメが乱れてしまうので、化粧品で補給してあげましょう。
また、モイスチャーバランスを整えることも重要なので、化粧水や美容液で保湿成分を補うだけではなく、乳液で油分も補ってください。
そして、もう一つ必要となるのが角質ケアです。
肌のキメが乱れているとターンオーバーが低下するため、古い角質が溜まって角質層が硬くなってしまいます。
柔軟性がなくなると水分を貯め込む力が低下してしまうので、余計にキメが乱れるという悪循環が起こります。
ですので、月に1回から2回、肌の状態に合わせてケミカルピーリングやゴマージュで角質ケアをして肌の柔軟性を保つようにしましょう。