ヒアルロン酸のスキンケア効果は?
今や、ほとんどの化粧品に配合されているといっても過言ではないヒアルロン酸は、水分を保持する保湿成分としてよく知られています。
ですが、実際にどのようなスキンケアの効果があるのか分からないため、本当に良いものなのか疑問を持っている方も多いでしょう。
ヒアルロン酸は、肌はもちろん眼球や関節部分など、水分が必要な部分には必ず存在している成分になります。
肌は表皮から角質層と基底層、真皮層の順番で構築されていますが、ヒアルロン酸は一番下にある真皮層にあります。
この成分は1gで6リットルもの水分を蓄える働きを持っているので、水分保持機能という役割をしています。
ヒアルロン酸が水分を蓄えることで、肌はうるおって瑞々しくなり、コラーゲンやエラスチンもしっかりと張り、肌の弾力を支えることが出来るのです。
これらの成分はもともと体内で生成されるのですが、加齢や栄養不足、ターンオーバーの低下などによって生成量が減少してしまいます。
すると、保水力が弱まってしまうため、肌の水分量が不足して萎んでしまい、しわやたるみなどの肌老化や乾燥肌になってバリア機能が低下し、肌トラブルが引き起こされてしまうのです。
つまり肌が普通の状態を保っていられるのは、ヒアルロン酸がきちんと保水している証拠になるのですね。脂性肌でも水分量が少ない場合にはヒアルロン酸などインナー層の保湿は大切です。
ヒアルロン酸でしっかり効果を出すためには?
ヒアルロン酸が配合された化粧品を使っていても、肌老化や肌トラブルが起こってしまう場合は、不足している可能性があります。
補給しているはずのに不足してしまうのは、配合されている成分の分子の大きさが関係しています。
この成分はもともと分子量が大きいので、そのままの大きさで配合されている化粧品だと、真皮層にまで浸透せずに表皮に留まってしまいます。
表皮でも水分を保持するのですが、残念ながらこれはいつか蒸発してしまうので、思うような効果を得られないことがあるのです。
ヒアルロン酸は水分を保持するためには欠かせない成分なので、スキンケアに良いのは当然です。
ですから、この成分の効果を得られるように、分子量が小さいもの、ナノ化されて配合されている化粧品でケアをしていきましょう。